不思議なシキミの花
梅田公園 (2丁目) の東隣の駐車場に、シキミ(樒、櫁、梻) の花が咲いています。細い花びらが10数枚あり、ちょっとエイリアンのような感じです。ほぼ白花と、咲き始めが淡いピンクの2種が咲いていますが、ピンクは珍しいです。(2018.4.03)
シキミに密の字を用いるのは、弘法大師空海が密教の修法や葬儀に用いたことに由来するようです。今日でも法事などではよく使われています。
その昔鑑真和上が日本にもたらしたという説もありますが、シキミは万葉集にも歌われ日本の宮城県・石川県以西の山野に広く分布しているので、鑑真説は疑問です。またシキミの実は植物として唯一、毒物・劇物取締法で劇物に指定されていますが、一度に数十粒も食べると中毒が起こるということのようです。でも注意は必要ですね。